列車の座席のリクライニング角度について
※これは一個人としての投稿です。
今年も帰省ラッシュが始まりました。
新幹線や特急列車を御利用の方も多いと思います。
そこで、最近少し気になっているのが、列車の座席のリクライニングに関するWeb上の議論(「後席に人がいるときはフルリクライニングしないのがマナー」等)です。
私としては、座席をリクライニングさせる際の気遣い(後ろの人がどのような状態か気に掛ける、一声かける、ゆっくり倒す)は必要だと思いますが、
角度はフルでまったく問題ないと思っています。
なぜなら、仮にフルリクライニングの角度に問題があるのなら、そもそも鉄道各社がそこまでリクライニングする設計にしないからです。
別の言い方をすれば、フルリクライニングの角度まではその座席の利用者が得られる快適性として認められた範囲内であり、
後席の人にとっては許容すべき範囲内であると私は考えています。
後席の人にしたら前席を倒されると少し圧迫感があるのはわかりますが、
だからと言って後席の人の(過剰な)快適性維持のために前席の人の快適性が制限されてよいわけでもなく、
結局は設計でどこまで許容しているかで判断すればお互いスッキリしますし、その上で何か特別な事情があるときは声を掛け合って譲り合えばよいと思います。
なので、私は前席の人がフルリクライニングしてきても何も思いませんし、テーブルも前席の人がフルリクライニングしてくる前提で使っています。
また、倒す前の気遣いはした上で自分もフルリクライニングしています。
かつては前後の座席間隔が今よりも狭かったですが、フルリクライニングしている人は多かったように思います。
その上で、トイレに立つときや荷物を降ろすときは声掛けして一時的にリクライニングを戻してもらったりそれに対してお礼を言ったり…というやり取りがありました。今は座席間隔が広がってそのようなやりとりが減ったことやプライベート空間を重視する傾向から、リクライニングについて過剰な議論になっているのかもしれません。
これを気にするあまり何時間も窮屈な姿勢で過ごし、結果として「次は飛行機か車で…」と思われてしまうのは残念なので、書いてみました。
#永田けんいちろう
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