安全への思い

※踏切事故に関する記載を含みますので、お気を付けください。

2月4日(木)、宇都宮線宇都宮~岡本間にある踏切を訪問しました。
この踏切でちょうど42年前の今日(昭和58年3月8日)、
小学校4年生の女の子が転倒し、レールの隙間に足が挟まれて抜けなくなり列車と接触して亡くなりました。
一緒に下校していた児童や通りかかった主婦が助けようとし、非常ボタンも押しましたがタイミング的に間に合わず、痛ましい事故となりました。

当時私が通っていた大宮市の小学校でもこの事故を受けて注意喚起がなされ、自分でも新聞記事を読んだ記憶があります。
また、前職で社員への安全教育を担当していた際にこの事故を取り上げるため現地を訪れ当時の新聞記事を探し、
女の子の最期や駆け付けた家族の様子、一緒にいた児童や付近住民のコメントを読みましたが、
安全対策の重要さや事故の重さ、人命の尊さを、深く深く考えさせられるものでした。

現場には地元の方々が建ててくださった観音像があり、今もきれいに手入れされています。〔写真2枚目〕
手入れをしてくださる方々に感謝するとともに、女の子の冥福を改めて祈ります。

私が安全対策にこだわるのは、これを含め様々な事故を知る中で、事故から学び対策すること、人の命の大切さを自分なりに感じているからです。
最悪の事態に至らなくても、事故によって関係者の日常生活や人生が大きく変わってしまうこともあります。
そうなる前にできる対策はしておきたいので、引き続き安全対策に力を入れて取り組んでいきます。

なお、この踏切を心霊スポットとして取り上げているサイトがいくつかあります。
このようなサイトや興味本位の訪問者がなくなることを切に願います。

※この事故を受け、主要な踏切のレールの隙間にゴムを挿入し足が深く入らない対策がなされています。〔写真3枚目〕
 当時財政難で労使関係も難しかった国鉄が、全国の踏切のうち約4,000カ所でこの対策をすぐに行ったことから、事故を重くとらえていたことがわかります。

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